1.瞬時にコンテンツを切替え

DVOXは、シリコンメモリーベースのデジタル映像プレイヤー。
従来のデジタルプレイヤーと異なる最大の特徴は、フロントパネルに用意された、プログラマブルな6つのボタン。これらを操作する事により、使用シーンに応じた自由な映像の切替えを可能にします。DVDのように光学ヘッドがディスクをサーチするようなタイムラグもないため、瞬時に次の映像ファイルへとスイッチすることができます。 またモーターなどの駆動部分を持たないため、連続使用による耐久性にも優れています。

２.プレイリストファイルによる動作の制御

DVOXの６つのボタンは、一般的なデジタルプレイヤーのそれとは異なり、それぞれのボタンに決まった機能が決められていません。
また、安価なメモリープレイヤーにあるように、メモリーカードの内容を単に順に再生するだけ、といった無機的な動作もしません。

DVOXの動作を決定するのは、コンテンツと共にメモリーカードに収録されるプレイリストファイル。
プレイリストは、映像コンテンツの再生順序やループ制御の有無、あるいはボタン押下時にどのコンテンツに移動するか等、数種類のコマンドをもとにDVOXの動作手順を記述したテキストファイルです。

プレイリストファイル上でのコマンドの編集は非常にシンプルなため、簡単な動作なら数分で入力可能。もちろん、構成次第ではより多くの映像コンテンツ(最大約250クリップ)を収録したメディアライブラリーとしての使用などといった、複雑な動作も行えます。

プレイリストについて詳しく説明(pdf:561KB)

３.外部接点端子による拡張

DVOXには、パネル上の６つのボタンの他、外部拡張用の最大48ボタン分の拡張用外部接点端子があります。これらの接点は、マトリクス状の単純なメイクスイッチですので、機械的スイッチ以外にもリレーやSSR等での切り替えも可能です。
外部接点端子を活用する事により、DVOXを人前に出さず、外部コントロールのみで操作する必要がある場合に、比較的簡単にシステムの構築がおこなえます。

外部接点端子の仕様(pdf:467KB)

• ショッピングモール・商業施設など

例えばショッピングモール内でのマップ案内などに。
地図上に表示された番号のボタンを押す事により、各フロアでのショップ情報やイベント情報等を表示。
キオスク端末内の映像出力エンジンとして用いれば、少ない予算でも効果的な情報提供を行えます。

• 展示会・イベント会場など

例えば展示会での製品説明の映像出力装置として。
来訪者自身が知りたい製品の映像を選択して閲覧できるので、より製品に対しての興味を引く演出が行えます。また、サイズもコンパクトなのでMC用テーブル等に置いても邪魔にならず、解説員自身が説明にあわせて映像を切り替えることもできます。

• 観光地／博物館・美術館など

例えば博物館や美術館での展示物解説、観光地での景勝ポイント紹介、ルート案内などに。
これまでのPCベースの情報端末では機器やソフト開発等、多くの費用がかさみますが、DVOXなら映像出力用のモニタと映像コンテンツのみのコストで、効果の高いインタラクティブ情報端末が構築できます。

• そのほかにも...

各種機器や車両等への組み込み映像システムとして利用したり、外部機器のタイミングに合わせ動作させることで、映像出力としての枠を越えた演出装置の一部として使用したりと、アイデア次第でDVOXの使い方はさまざまです。

DVOXを映像パフォーマンスの新しいデバイスとして是非ご活用ください。